古い建物が並ぶ八女福島白壁の町並み
八女市の白壁の町並みは江戸後期から明治初期くらいに建てられた伝統的な建物が並んでいます。
渡辺瓦工業では、20年ほど前からこの白壁の町並みの瓦工事を依頼していただいています。
約20年ほどの間に、30件ほどの工事に携わってきました。
青海波と呼ばれる棟
屋根の面と面が山折りにぶつかる部分を棟(むね)といいますが、屋根の一番高いところにある棟を特に大棟(おおむね)と呼びます。
この大棟は屋根の中でも一番目立つ部分ですので、日本各地でさまざまな装飾が施されています。
このように、装飾を施された棟を「組棟(くみむね)」と呼び、「菊丸瓦」、「松皮菱」、「青海波」、「輪違」などの種類があります。
今回依頼された八女市の白壁の町並みでは、このうちの「青海波(せいかいは)」が多く使われています。
青海波にも種類がある
青海波は通常、半楕円形が積み重なり波のように見える文様です。
八女市で用いられる青海波は、上向きの半楕円形と下向きの半楕円形を重ねた形をしています。
おなじ青海波でも地域によって違いがあります。
完成した棟がこちらです↑
古民家の再生もお任せください
岐阜での修業時代から伝統的な瓦の施工に多く携わってきましたので、技術力には自信があります。
古民家再生などの実績もありますので、ぜひ瓦のことは渡辺瓦工業にご依頼ください。
↓今回の施工風景です